4月のワイン会はこちら。
なかなか予約が取れず、前回から一年以上間が開いてしまいました。
ここも相変わらずの美味しさ。

前菜とシャンパーニュはこれだけでも満足。
・那珂川天然鮎と葉わさび、
・茨城筍と桜えび、
・常盤真鱈と春菊・ブリオッシュ、
合わせたシャンパーニュは「オーギュスタン エール [2015]」Air / Augustin
透明感のあるシャンパーニュでスレンダーなボディを持ち、最も軽やかでいて上品。ピノ・ノワールとシャルドネのアッサンブラージュで、限りなくナチュラルな味わいの中に葡萄の滋味とミネラルに満ちています。
天然の食材と最高の相性でした。

前菜の余韻が醒め止まないまま..
・霞ヶ浦「暁」白魚、せり、タカノツメ(山菜)、
・ブラッドオレンジ、菊芋、月利根ウォッシュチーズ、
これにはワインと日本酒を同時に合わせます。
南アフリカ・ワイン「クルーフ・ストリート オールド・ヴァイン シュナン・ブラン」Kloof Street Old Vine Chenin Blanc / Mullineux
オレンジのアロマを感じさせるシュナンと、漁獲直後のシラウオ本来の美しい透明感、ぷりぷりとした食感にブラッドオレンジの瑞々しさ、
ウオッシュチーズのミルキーな醗酵感は純米吟醸と最高に響き合います。

・柳だこ、のびる、
・城里大豆と葉玉葱、メカジキ
北イタリアのビアンコ・ピネールBianco "Pinner" / Cavallotto Bricco Boschis
ピノ・ノワールから造られる、ほんのりピンクの色調を帯びた品のある白ワインで、繊細な果実の甘やかさが感じられます。
日本人だったら誰もが愛すべき味わいのワインだと思います。
クセがなく上品で、繊細な甘みと旨みが口の中に優しく広がるタコの味わい、ホクッとした中に香ばしい香りの大豆のマリアージュが楽しい組み合わせになりました。
もちろん日本酒もグビグビと♪

・常磐沖で捕れたばかりの新鮮なアオリイカと、クタッとなるまで火を入れた菜花のうま味が絶妙に絡み合い、ブラックオリーブのオイリーな味わいが華を添える。
この辺でナチュラルワインを投入!
ドン・ピッピーヌ・ロッソDon Pippinu Rosso / Vini Scirto
プロ・フィロキセラの樹を多く含む葡萄を用いて、生き生きとした果実、素直でまっすぐ、ドライで心地よいタンニン感を持つ赤ワイン(SO2無添加)。
エレガントな酸とミネラルを豊富に含む品種(ネレッロ・マスカレーゼ)はエトナ(シチリア)のピノノワールと例えられますが、ブルゴーニュと異なるのは、どことなくバルサミックな風味を感じさせるところ。
イカの甘やかさと菜花の旨みが絡み、ナチュラルワインが持つ出汁感と上手くまとまりました。
シェフがワインに寄り添うよう工夫してくれたお陰とも言えます。

・本マグロ、トマト、天然三つ葉、新玉葱、城里ゆめかおり(小麦)のタリオリーニ。
合わせたのは2023年のムーラン・ナ・ヴァンMoulin a Vent / Philippe Pacalet
熟した果実味がしっかり感じられながらも、透明感がありチャーミングな印象のワインです。洗練されたタンニンが全体のバランスを整えています。
あえてフランスを合わせてみましたが、定番的中部イタリア・サンジョベーゼあたりが間違いないペアリングだったかもしれません(笑)。ブルゴーニュの優れた造り手のワインが持つ、エレガンスと洗練がちょっと場違いだったかもしれませんねぇ?
まっ、ペアリングは遊びですからね、これはこれで楽しめました。
マグロのトマトパスタは絶品で、地元産小麦のモチッとした食感、三つ葉の新鮮さが瑞々しく絡み合いました。
さあ次行きましょう。

・文旦のわたと高萩グレープフルーツのグラニテと合わせた、グラッパとアマーロのカクテル♪
ポーリ クレオパトラ モスカート・オーロ・グラッパCLEOPATRA Moscato Oro / POLI
アマーロ モンテネグロAmaro Montenegro

・西崎ファーム「かすみ鴨」、小美玉にら、
・田村きのこ園福王椎茸、ツブ貝
合わせたワイン:タウラジ・リゼルヴァ・ピエフランコ・クインディチアンニ Taurasi Riserva "Pie Franco" 15anni / Perillo
理想的な環境で育った鴨の歯応えのある食感と旨味が素晴らしく、添えてある食材がまた負けじと美味しい。
この州で生産される「タウラージ」は南イタリアを代表する銘醸赤ワイン。 北のバローロ、中のブルネッロ、南のタウラージはイタリアの三大赤ワインの1つであり、時にはバローロを凌ぐともいわれる程に長期熟成能力に富んだ濃厚な赤ワインのため、「南のバローロ」とも呼ばれています。アリアーニコ種による山のワインという事で鴨肉との相性は感涙ものでした。

・茨城・蕗の薹と清美オレンジのドルチェ
デザートワイン:トレジェンダTregenda / Villa Papiano
トレジェンダという名はイタリアの伝承に登場する魔女たちの夜会や神秘的な集いを意味しており その妖艶で神秘的な味わいを象徴しています。このワインは エミリア ロマーニャ州の伝統品種であるアルバーナを用い貴腐菌の恩恵を受けたブドウから造られるデザートワイン。 熟した黄桃やメロン、メープルシロップを思わせる香りに、口中に広がる芳醇でトロリとした甘さに魅了されまくりです。
蕗の薹の苦みがスパイスとなって、アイスクリームの甘さを妖艶なものにしてくれます。ワインの夜会に相応しいドルチェでした。

ワイン会の成功の秘訣。
それはワインの情報を読み取り、料理にフィードバックする事。
または、料理の情報を汲み取り、ワインに反映させる事とも。
ここはその両面で突き詰める事でより完成度が高くなります。
そうなる事で、非常に学び深いワイン会になります。
Grazie Grazie Grazie